第22章 成長。
★★
お父さん。やっぱデカいな。
コートの中でもその身長はずば抜けていた。
大我が高さで苦戦するなんて・・・・・
でも大丈夫!私たちのチームは大我の高さだけが全てじゃないんだから!!!!
先制は新協学園
パパ「チョロイね~」
そんな事いってられるのも今のうちだぞ!
その後、順くんのスリーもパパに止められてしまう
「楽だぜ~アイツにボール回しゃ勝手に点入ってくし。楽して勝つのがそんなに嫌かね?どう?」
何てこった。
そんなバカげた事を言っているのは、新協学園バスケ部主将の谷村祐介。
日向「楽かは知んねーけど、そのポリシーなら逆に文句言うなよ?とんでもねー奴らなら誠凛にもいるし」
イヤホンを付けていないと、コート全体の会話、観客席の会話まで聞こえてくる。
まだ完全にとはいかないけど、集中すれば何となく聞き分けなんかもできるようになった。
「ウチの主将はカッコイイね!」
リコ「は!?何急に!?・・・でも・・・ウチの選手は皆、カッコイイわよ!!!!」
リコちゃんも自信に溢れてる
そりゃそうだ、お父さん対策の為にズットテツ君と大我は別メニューをこなしてたんだから!
お父さんは急にシュートの精度がガクッと落ちだした
効いてる!!
リコ「そう簡単には入らないわよ。なんたって・・・火神君がお父さんに自分のプレイをさせてないからね!」
大我はずっと、水戸部先輩からDFを習っていた
シュートをブロックで防ぐんじゃなくて、落とさせるための特訓。
でも・・・・それだけじゃない
大我・・・・この試合中の間にジャンプ力の精度も上がってる。