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いつも眠いのはキミのせい。

第127章 好きな人。


★★


「私、やっぱり明日は・・・」

桃井『どうして!?ちゃんも来なきゃダメだよ!』

「けど・・・私なんかが今更皆に会わせる顔なんて・・・」

桃井『もう!そういうマイナス思考なの、ちゃんの悪い癖だよ』

「うっ・・・ごめん。」

桃井『本当にね、皆会いたがってたよ。・・・妬けちゃうくらい』

「えっ?」

桃井『ううん!とにかく、明日待ってるからね!』

「・・・・・わかった」

桃井『じゃあ、また明日ね!おやすみ』

「おやすみ・・・・」



ツーツーツー・・・・




さっちゃんは大丈夫って言ってくれてるけど・・・




「はぁ、とにかく明日の準備しよう」




テツ君はどんなケーキが好きかな

誕生日のお祝い、喜んでくれるといいな

私は明日の下ごしらえの為にキッチンに向かおうとした


ブーブーブー


?メールだ、誰からだろう?

メールの画面を開き確認する


【明日、来るか迷っているんじゃないか?話したいこともあるから必ず来てほしい。楽しみにしているよ】


征くん・・・





ウィンターカップが終わり、皆と連絡を取らなくなったなか、征くんだけはたまにこうしてメールを送ってくれた

それはいつも私が落ち込んでいるときや寂しいと思っているタイミングで送られてくる

そういう征くんの優しさが身に染みる




「よしっ!!気合い入れて作ろう!!」




私は気合いを入れ直し、キッチンへ向かった
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