第126章 キセキ。
★★
それは数秒のできごとだった
なのに、私にはそれが全てスローモーションのように思えた
この光景を私は絶対に忘れない
私たち誠凛バスケ部の全てを懸けたこの時間を・・・
日向「リバウンドォ!!」
木吉「おおおお」
順くんの放ったボールはゴールを外し跳ね返った
そのボールを制したのは鉄平さん
そしてボールはテツ君の元へ
テツ君はシュート体制に入った
その時、テツ君の前には征くんが立ちはだかった
赤司「終わりだ!!黒子!!」
そしてテツ君は赤司君が止めに入ったままボールを放つ
黒子「僕は影だ」
そう言って放ったボールはゴールよりも高い位置に投げられた
そのボールを決められるのは一人しかいない
大我にしか取ることのできないパス
2人にしかできないアリウープ
火神「ぅおぉあぁぁあぁぁぁああぁああ」
-ドギャッ-
一瞬会場全体が静まり返った
ピー-----
「試合終了ーーーー!!」
「ウィンターカップ優勝は・・・誠凛高校―――!!!」