第125章 会いたかった。
★★
会場からのたくさんの声援
私も同じように声援を送る
テツ君や大我、他の皆もその歓声を受け止める
もう限界だと思っていた心が、少しづつ蘇る
一人一人の声が・・・
皆に力を与えてくれる
それに答えるかのように
皆は気合いを入れ直す
大我の呼吸が少し落ち着きを戻す
「っ!」
深く・・・集中してる・・・
この呼吸はゾーンの時と似てる・・・
でも何だろう?
いつもと少し違う
もっともっと深い
でも何だか安心できる
もしかして・・・
大我が言ってた水の底にある扉
その扉を開けられるんじゃ・・・
今の大我ならそれができるのかもしれない・・・