第124章 10分。
順くんは4ファウルというプレッシャーで、本当は震えが止まらなかった
「リコちゃんの気合い、効いたみたいだね」
日向「ああ、痛いほどにな」
リコちゃんに震えを止めてもらうため、気合いの一発を背中に入れてもらっていた
・・・すごく痛そうだったけど・・・
「じゃあ私からも一発」
日向「は?ちょっと待っ・・・・」
-トスっ-
順くんの背中に拳を突き出す
「大丈夫」
そして拳を広げて背中を押した
「行ってらっしゃい」
日向「・・・・オウ!!!」
順くんは気合いを入れてコートへと歩き出した
私も自分に気合いを入れ直す
-パチィンッ―
「ヨシッ!!」
もう全力を出し切るだけだ
皆のその姿をしっかりとこの目に焼き付けておかなくちゃ
このチームでのバスケを・・・
きちんとこの目に