第122章 希望の光。
★★
赤司君にエンペラーアイでボールを取られ点を取られた瞬間
最後の希望だったわずかな光は、完全に闇へと化した
「みんな・・・・」
下を向き諦めの表情を見せる
そんな姿を見て、本当にもう何もできないのか
もう勝つことはできないのか
・・・・・今日のこの日まで、皆で一緒に頑張ってきた
苦しい時も
辛い時も
楽しい時も
嬉しい時も
皆で励まし合って、乗り越えて
そして、日本一になるって目標も持った
なのにここで終わっちゃうの?
皆下を向いたまま
心が折れてしまったまま
「やだよ・・・・・」
火神「?」
「そんな顔しないでよ・・・・お願いだから上向いててよ・・・・」
日向「・・・けど・・・」
「言ったじゃん・・・私に勝利をくれるって・・・言ってくれたじゃない」
伊月「・・・・・」
「日本一になるって言ったじゃん・・・だから・・・お願いだからそんな顔しなしで?・・・・諦めないで・・・」
木吉「・・・・」
私が言ってる事はエゴだろうか?
自分勝手だろうか?
無理言うなって思ってるのだろうか?
それでも私は・・・最後まで諦めてほしくない
私じゃ皆に光を照らすことができないのかな・・・・
黒子「勝ちたい・・・」
火神「・・・黒子?」
黒子「僕は・・・!勝ちたい!無理でも・・・!不可能でも・・・!皆と日本一になりたい!!」
「テツ君・・・・・」
皆で勝ちたい
不可能でも
私とテツ君の涙と想いが・・・・どうか届いてほしい