第19章 意思。
★★
今日もいい天気だ!!
こないだと同じベンチに腰掛ける。
何かこうしてのんびりベンチに座るの久しぶりだなぁ。
こうしてるとやっぱ眠くなってきちゃう。
ダメダメ。もうすぐ涼太来ちゃう・・・・・・・・・・
・・・・・ウトウト・・・・・・・
黄瀬「可愛い女の子がこんなとこで一人で寝てたら危ないっスよ?^^」
「ふえ?・・・・あ、涼太。」
黄瀬「おはよう^^」
「おはよう。お腹空いたでしょ?お弁当食べよ。」
黄瀬「の弁当美味いから好きッス!!^^」
あぁ。涼太だ。
涼太は変わらずキラキラした笑顔を向けてくれる。それにいい香りだ。でも・・・・
「涼太、何か雰囲気変わったね」
黄瀬「?そうスか?でも・・・・」
そう言って涼太はゆっくりと話し出した。
黄瀬「黒子っちや火神っちと試合して、ようやく今、チームが何なのかわかる気がしてきた所なんスよね。先輩は厳しいけど・・・今のチーム結構好きだし!それに・・・勝つのが当たり前だった中学時代より、勝てるかわからない今の方が気持ちいい!^^・・・キセキの世代・・・俺も倒してみたくなった・・・所っス^^」
涼太は、前よりももっとキラキラして、自信に溢れてた。
でも前とは違う。
バスケが、今のチームが、心の底から大好きなのが伝わってくる。
「涼太・・・本当にバスケ好きなんだね。今日、涼太に会えて良かった。今の涼太に会えて良かった。」
黄瀬「・・・・。も、チョット変わったっスね^^もちろん見た目も可愛いけど・・・前会ったときより、スッキリした顔してるっス^^」
そっか。私も変われてるんだ。涼太は私の事、ちゃんと見ててくれてるんだな。