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いつも眠いのはキミのせい。

第119章 戦う意思。


★★



わざと・・・抜かせた・・・


そう放った赤司君の言葉は私の耳にも届いた




リコ「火神君は赤司君のカットをかわす速さを出すために一歩目のふみこみが大きくなった。その分ドライブが外にふくらんで、ほんのわずかにゴールまでの距離が遠くなっていたのよ」

「これが・・・・・赤司君のエンペラーアイの力・・・」




普段の大我ならともかく、ゾーンに入っている大我を・・・

このままじゃ皆の士気が下がってしまうかもしれない・・・




日向「止めるぞ一本!!」

火神「っ・・・」




大我・・・さっきより集中力が落ちてる

このままじゃゾーンが早く切れてしまう

それに切れ方によっては皆の戦意にも繋がるかもしれない




「大我・・・・・」





こんな時、本当私は役立たずで・・・

アドバイスもできない

指示もしてあげられない

こんな自分がいつもむず痒い




降旗「・・・けど火神は黄瀬のエンペラーアイを一度こらえてる・・・!ゾーンに入ってる今ならあるいは・・・・!!」

赤司「・・・あまり僕をイラつかせるな」

「っ!?」

日向「火神!?」

「大・・・我・・・・」





大我は足をもつれさせ、しりもちをついた

その横を赤司君が通り過ぎる




赤司「フェイクとオリジナル、比べられることすら不快だ・・・・・頭が高いぞ」




大我のゾーンは、まだギリギリ保ってる

でも、これで赤司君を誰も止められなければ・・・

最悪な展開になるかもしれない


ダメ・・・

このままじゃ流れを一気に持ってかれちゃう




「止めてーーーー!!!」







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