第119章 戦う意思。

★相田リコ★



コガ「どーすんのカントク！ねぇ！？」

リコ「わかんないわちょっと待って！考え中！！」



正直この試合、火神君のゾーンを全く期待してなかったと言ったらウソになる・・・・・けど



リコ「開始直後からなんて・・・っ　私も想定していなかったのよ・・・！！」



ゾーンは集中力が増す分体力の消耗が早い・・・

こんな序盤からゾーンに入ったら後半の体力が持たない

だからってこの勢いを止めてしまったら次ゾーンに入れるなんて保証は無い




「大我の意思をくんであげよう」

リコ「・・・けど・・・」

「今、凄く集中してる。皆と一緒に勝ちたいって強く想ってる。だから今の大我の気持ちを断ち切っちゃダメ。大我ならきっと大丈夫」




火神君の意思・・・・

強い想いか

それってのせいなのかもね




リコ「・・・・・・よし決めた！水戸部君、交代の準備よろしく！」

降旗「え・・・・」

福田「カントク？」

リコ「下手にブレーキをかけるぐらいならこのままいくわよ！ただし火神君を攻守両面で酷使したらそれこそあっという間にスタミナ切れだわ。DFを強化・・・二年生メインで守って、火神君にはOFに専念してもらう！」

コガ「二年メインで・・・・てことは・・・・」

「開始二分だけど・・・・しょうがないよね！！」




火神君・・・この試合では貴方は絶対に必要な存在

だから前半でガス欠なんて絶対にダメよ！！

仲間の為に

の為に勝ちたいって意思は十分伝わってる

だからお願い・・・・





「誠凛選手交代です」

リコ「黒子君交代！」

黒子「え」



必ず勝って