第119章 戦う意思。
★★
「それではこれよりWC決勝戦 誠凛高校対洛山高校の試合を始めます」
とうとう始まる・・・・この瞬間が・・・この時間が・・・
「あれ?ジャンプボール大我が・・・?」
大我は鉄平さんにジャンプボールを変わってほしいとお願いしていた
先走ってる感じもないし落ち着いてはいる
それでも大我の奥の方からは勝ちたいという意思がヒシヒシと伝わってくる
「・・・・・」
火神「・・・・・」
大我はこちらをじっと見たあと、ボールに集中した
・・・・・
洛山高校・・・・スタメンには鉄平さんと同じ無冠の五将と呼ばれる人達が3人もいる
センターの根武谷永吉、スモールフォワードの葉山小太郎、シューティングガードの実渕玲央・・・・・
皆自信に満ち溢れてる
無冠なんて中学の頃の話だもんね
今は負けを知らない洛山でレギュラーやってるんだもん
そりゃあ自信も取り戻すよね
でも、もう一人のレギュラー
唯一の3年生、黛千尋
あの人はレギュラーって感じには見えないけど・・・・
けど、誰かに雰囲気が似てるような・・・・
誰だっけ?