第116章 これから。
★★
順くんも鉄平さんも、凄く怒られちゃったけど大丈夫だったかな?
カゲトラ「おいリコ、帰って早々何をやっとるんだ!?夜更かしは体によくないぞっっ」
パパの声
リコちゃんの部屋からだ
リコ「ごめんパパ。これで終わりにするから!勝たせてあげたいのどうしても」
勝たせてあげたい・・・・か
リコちゃんは本当に最高の監督だなぁ
一人、夜の空を見上げて考えてた
明日の試合で全てが決まる
皆で・・・日本一になる
前にも、空を見上げながらテツ君と約束をした
その約束を明日はきっと・・・
-ブブブッ ブブブッ-
「っ!?」
突然ポケットの中の携帯が震えた
「電話?」
携帯を取り出しディスプレイに書かれている名前を確認する
「涼太・・・?」
-pi-
「もしもし?」
黄瀬『あ、?起きてたっスか?」
「起きてた。こんな時間にどうしたの?涼太」
黄瀬「遅くにごめん!何か眠れなくて・・・そしたら凄いの声が聞きたくなったんスよ。電話・・・平気だった?」
「大丈夫だよ。私も眠れなかったから」
黄瀬「緊張・・・してる?」
「うん。少ししてるかな!ねぇ涼太」
黄瀬「何スか?」
「落ち込んでる?」
今日、私たちは試合をした
涼太の足が故障していなかったら・・・
涼太達が勝ってたのかもしれない
涼太はきっとそんな風に、自分に責任を感じてる
それに明日の試合もきっと・・・涼太は出ることができない
そうしたらきっと真太郎が出る秀徳が有利になる