第115章 失う。
そんな救いはいらない
私はただ・・・征君の傍にいたかっただけなのに・・・
それならイジメなんて・・・我慢できた
「赤司君の傍にいれば・・・征君は戻ってくるの?」
赤司「それはわからない。お前が僕の傍に居ればいつかは戻ってくるのかもしれないな」
私が赤司君の傍にいればいつかは・・・
征君が戻ってくる可能性があるのならば・・・
私は赤司君の傍にいよう
辛くても
淋しくても
悲しくても
それでも・・・・
彼に会えるまでは・・・・
私はそう心に決めた
だけど、現実は思うようにはいかないもので・・・
私の気持ちは、日に日に病んでいった