第18章 新しい私。
この後、私は真太郎に教えてもらいながら、カズ君の足や腕を借りて練習をした。
高尾「ちゃん、器用だね~!真ちゃんより上手いんじゃね!?^^」
緑間「フンッ。俺が教えたおかげなのだよ。」
何かこの二人って正反対なのに息ピッタリだなー。
「二人ともありがとう。真太郎の指導がうまかったのと、カズ君が協力してくれたおかげだよ」
二人に感謝を伝える。
緑間「・・・・・・。」
高尾「何真ちゃん!照れてんの!?^^」
二人とも本当にありがとう・・・・・・・・。
「バスケ部に戻ったら・・・・敵同士になっちゃうけど・・・・私・・・・・・」
何だか自分で言ってて悲しくなった。
仲良くなれたのに、敵チームになってしまうわけで、又こんな風に会ったりとかはできなくなっちゃうのかな?
緑間「俺たちは誠凛には負けない。だが・・・・・こうして会ってやるのは構わない。」
高尾「なんだよ真ちゃん~。真ちゃんが会いたいんだろ~^^・・・でも、俺もそう思うぜ!ちゃん^^」
あぁ、この二人には私の言いたいことがちゃんと伝わってるんだなぁ。
「うん。ありがとう。・・・今度は・・・テーピングの練習じゃなくて、普通に・・・と、友達として・・・会ってくれますか?」
緑間「・・・・・・あぁ。・・・・構わないのだよ。」
高尾「・・・・・今のはダメっしょ!ちゃん!今の顔他の奴らに見せちゃダメだぜ?真ちゃんが焼いちゃうから^^」
緑間「高尾!!黙るのだよ!!!」
カズ君はケラケラと笑いながら真太郎を見ていた。
真太郎は怒った顔をしてた。
二人とは「また・・・」と言い合って別れた。
私・・・・・さっきどんな顔してたんだろう?変な顔だったのかな??
そんな事を考えながら、帰り道を歩いた。