第111章 逃げない。
★★
会場では、大きな声援が聞こえてくる
「そんなっ・・・」
その声援は、ほとんどが海常に向けられたもの
その声はどんどん大きくなる
「すげぇぞ海常の追い上げ・・・・・いけるぞ!!」
「頑張れ海常ー!!」
「行けー海常ー!!」
このままじゃ皆この声にのみこまれちゃう
私は止めた足を又踏み出す
足の速さは一歩一歩と速くなる
皆に怒られちゃうと思う
何しに来たんだってなるのかも
それでも私は・・・やっぱり誠凛バスケ部のマネージャーとして・・・皆を助けたいし応援したい!!
私は・・・・誠凛を応援したい!!
「誠凛ーーーーーー!!」