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いつも眠いのはキミのせい。

第111章 逃げない。


★★


会場に走り込むと、試合はもう終盤に入り第四Qが始まっていた



「何とか・・・間に合った・・・」はぁはぁ・・・



点差は15点と誠凛がリードしていた

残り時間は4分・・・

勝てる?でもまだ最後までどうなるかなんてわからない

涼太のことだから・・・・え?

涼太が出ていない

テツ君も・・・・

テツ君はミスディレクションのこともあるからもうすぐ出てくるんだと思うけど・・・

涼太は?

やっぱり足が・・・・

心配でベンチに居る涼太を見た

涼太は悔しそうな顔をしながら・・・

それでもまだ勝つ気でいる顔をしている

私は目を閉じて自分の胸に問いただす

本当にこれでいいのか

さっき決めた決意は揺るがないのか、後悔しないのか

私は・・・・



「・・・大丈夫。私の決意はもう揺るがない」



涼太とテツ君はちょうど交代のようで、コートに入っていった

私も、ベンチに向かうために一歩を踏み出した
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