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いつも眠いのはキミのせい。

第3章 放課後。


★★

・・・・・・・・・・・・・・。


[ちゃんて、凄い地獄耳なんだってー!]
[えー、じゃあこの話も聞こえてたりしてー!]
[こないだちゃんが、鈴木君にぶりっ子して喋ってたよー!]
[何それー?!マイちゃんが鈴木君の事好きなの知ってるくせにヒドイね!!]
[ねぇねぇ、ちゃんの事無視しちゃおうよ!!]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


又、昔の夢を見た。

昔の夢を見た後はいつも涙が流れてる。


いつの間にかHRも終わって、教室には私一人。

放課後の教室は夕陽に照らされてキラキラしてた。

放課後の一人でいる教室は好き。

朝とお昼の屋上も好き。

放課後の吹奏楽部の練習音、野球部のボールを打つ音、掛け声、演劇部の発生練習。

それを聞いてる時間が凄く好き。


でも、もっともっと大好きなのは、バスケ部のドリブルする音、ボールがネットに擦れる音、スチール音。


バスケのルールとかよくわかんないけど、音は凄く癒される。


なんて考えながらふと時計に目をやる。


・・・・・・・・・・汗。


放課後はリコちゃんにバスケ部に顔出しなさいって言われてたんだった。

もうHRが終わってから1時間以上たってた。


(行かなきゃダメかな?)


「はぁ〜。チョット覗いて帰ろう。」


私は体育館へと歩き出した。
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