【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第39章 呪術廻戦✿虎杖悠仁✖両面宿儺「篝火」
が宿儺に犯されているというのに何もかも否めなかった。悠仁は間髪入れず最奥を穿つ。
『くく。どうやらお前の男は他人に寝取られ愉悦する畜生らしい』
「耳元で囁くな。気持ち悪い」
『頬が熱いぞ。時期にお前にも快楽が訪れる』
宿儺は低い声をクツクツと鳴らし、の耳元をくすぐってきた。人を彼氏を憐れみ、上から見下した呪いの囁き。それに加えて触れ合う熱気と強烈な色気。
は零れてしまう熱い息に焦りを感じた。
『いま一瞬、顔を歪めたな。お前の心臓は俺のすぐそこだ』
密着して触れ合う背中と乳房。心臓の脈がひと段落跳ねあがると密着する圧が強くなり、大きく胸を揺らされてブラジャーごと突起を摘まんできた。
「っうッ……」
強引なのに意を反して震え上がる。
「おい宿儺!に乱暴すんじゃねえ!!」
『一つ教えよう。強弱は大切だ』
「あ゛ぁ!!?」
『初めから我武者羅に動いては不愉快だ。もっと余裕を見せないと』
宿儺はの谷間にスー…ッと黒い爪を突き立てた。真っ二つに切られて落ちるブラジャー。一歩間違えれば命はなかった。
「ふざけッ──」
『この体は多かれ少なかれ気に入っておる。それに抜かりなく縛りを付与され、いまの俺は自由ではない。此処まで言えばもう察しが付くだろう?』
宿儺は殺さないし傷つけないと誓いを立てた。の縛りで自由ではないが気に入っている体。
不快ではなく性欲という"快"を求めているのだと。
『生身の女を抱いているとうっかり心臓を抉りたくなる』
「うっかりすんなよ」
『やっかみも聞き飽きた。中々よく手に馴染むたわみだぞ、小娘』
黒く尖った指先は傷付けることはなく、すべての手先で感触を楽しむように動いている。
の首筋にほのかに汗が浮かび上がった。背後に密着する体温。訳のわからない芳醇な香り。大きく熱い手のひらで誘ってくる呪いの指。
それとは別に食い込んだ腰を掴む指。ズブズブと必死さが物語っているのか、同時に愛されている気分になる。
「っはぁぁ…ッ」
『弱い刺激じゃ足りぬだろう?そぉら…、少し乱暴に芽を摘まんでやる』