【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第32章 黒子のバスケ✿今吉翔一「道ならぬ」
「あ~~すご。いっぱい精子出た。セックスしたの久々やったからのぉ」
今吉はそういって避妊具を取り外す。
脱力した意識のなかで萎んでいない肉棒が目にとまり、引き出しや鞄のなかを思い出すが…。
「まさか本番するとは思うてなくて用意してないねん。まだ…物足りなさそうな顔しとるけど、危険なこと…しちゃう?」
「……、」
顔を近付けてきた今吉はニヤリと笑う。
欲しい…けど、直接は危険だ。
デキちゃう…かもしれない。
もしくは、デキない…かもしれない。
「どないする?決めるのはちゃんやで」
選択肢は私にある。
断ったらまた無理やりされるのだろうか。
それでもいい、と思ってしまった私はどうかしている。
「…続けて、ほしい…」
「ええんやな?欲しいもんにキスするなり、触ってくれる?」
これは今吉の命令ではない。
自ら意志の行動として…欲しいものに手を伸ばし、形あるものを上下に擦る。
「これ…欲しいん?」
「…うん…。今吉のこれ、欲し…いの…」
「に初めて触られて気持ちええわ。興奮しとる」
向かい合った今吉が眉毛を八の字にして、熱い息を吐き出す。
もっと余裕を無くしたいと思って…。
「あ~嬉し。フェラまでしてくれるん?」
「んっ、む…」
「の口んナカ、ヌルヌルして蕩けそ」
丁寧にカリまで舐めあげていく。
しゃぶっていくと血管を浮き出してだんだん硬くなり、いやらしい気持ちになっていった。
「あー…もうええよ。イかせてほしい体位になって?」
そう言われてベッドに背をつける。
「ちゃんはバックより対面する体位が好きなんやな?」
「、ちゃんって呼ばないでっ…!」
「ほんなら特別な呼び方してもええってこと?」
今吉は今更そんなことを確認してくる。
キスしたときも途切れ途切れに耳に入っていた。
「…気付いてないとでも思ってるの?」
「バレてた?ちょいちょい呼んでたのぉ、って。もワシの下の名前、呼んでみいへん…?」