【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第32章 黒子のバスケ✿今吉翔一「道ならぬ」
小刻みに震える振動がむず痒いのを通り越して、ジンジン…ゾクゾク…、腰の揺れが止まらなくなってくる。
「イキそうになったら言うてな?」
「わっ…かんない…っ」
「表面に微振動あてられて、腰がジンジンしてゾクゾクするんやろ?ワシが知る限りヘーキや…怖くない」
「ふ、はうぅう…っ!」
「怖かったらワシのどこ掴んでもええで?な?」
こんな感覚初めてでイキそうになってこわい。
自分が変わってしまうんじゃなかって。
押し返す今吉の胸板から顔の近くにあった手が目に入る。考える間もなく自分から触れて、ぎゅっと握り返してくれる。
「これでもう怖ない?」
「う、んっ…」
「キスしてええか?」
「う…んっ」
「…」
下半身の振動でそれどころじゃなかった。
涙で視界は歪んでいて優しい声に頷き、近付いてきた唇の熱を感じて瞼を閉じる。
「…ん、っふ…」
しっかり触れ合ってるけど息苦しくないキス。
「はぁ…ん…」
触れてきてほしい時に熱を当ててきて、優しく…しっかり唇を啄んでくる。
こんな気持ち良いキスをするのは初めてで、怖かった気持ちが蕩けてきて…イケそうになってくる。
「イク……イク…っ」
「…ああ。イってええで」
「っ……くふぅんんんっっ!!」
下半身にだけ熱が巡ってきた。
じんわりと局部だけが熱くなってビクッとして脱力感が一気にきた。
これ以上、敏感になった局部を触ってほしくないと動かない足を動かそうとしたら、微振動の音が察したように止まった。
「ちゃんはイッたら痙攣するんじゃなく、脱力するタイプなんやな」
「…ふえ?」
「まあどっちでもええけど。イケたやろ?…今のが外イキってやつ」
「…外…イキ…?」
「簡単にいうとクリトリスでイクやつやね。ほかにも二つあるけど、やっぱ挿入した…中イキで、悦ばせんとなあ?ちゃん」
へらりと笑って、今吉はまだ熱を持っている下着を下ろしてきた。