第3章 Hide & seek
次の日、嵐の番組の収録でみんなが揃った。
何故かリーダーはいつものソファにはいなくて、翡翠と反対側にある1人掛けの椅子に座ってた。
翡翠はチラチラとリーダーを見てるものの、リーダーは腕を組んで目を瞑っている。
翔さんも、潤くんも少しおかしいと感じているようだった。
扉のところで様子をみてたら後ろから相葉さんが元気よく
「おっはよーっ!!」
と、登場。少し楽屋の雰囲気がふわっと明るくなった。
俺は相葉さんの声でこっちへ向いた翡翠の近くに行き、おはよっと声を掛けると翡翠もおはよっと笑った。
翡翠に新作のゲーム買ったんだけどしに来る?と聞くと、パァっと表情が明るくなり行きたい!っと即答。
「んは、素直でよろしい」
と、頭をぽんぽんしてやると猫のように手に頭を擦り寄せてきた。
リーダーへ視線を向けると翡翠と俺のことをちらちらと見ていた。何してるんだろう。