My Dearest ♡【R18名探偵コナン短編集】
第2章 このまま二人で堕ちていこうか【黒羽快斗】
「もおおお!!!!怪盗キッド許せない!!!
これでまたお父さん自信なくしちゃうじゃない〜!!!」
「ケケケ〜!お前の父さんヘボ警部〜!!そんなんだからあの天下の怪盗キッド様に一生捕まらないんだよ〜!」
平日のなんてことない休み時間の昼下がり。
「一生じゃないもん!青子のお父さんは絶対アイツを捕まえるんだから!みんなして犯罪者にキャーキャー言っちゃって馬鹿みたい!」
犯罪者
か。
「…まっ世間も月下の奇術師怪盗キッド様にメロメロなようだけどな〜!」
青子は怪訝そうな顔をする
なんだよそのひょーじょー。
「アイツは犯罪者なのよ?!バ快斗も洗脳されてるわ!!」
青子がまっすぐ俺に食い入るように見つめて鼻がつくくらいに近くに来て再び言い放った。
「犯罪者の上に宝石を戻すとか訳わかんない!あんなのお父さん達を弄ぶサイコパスで鬼畜な愉快犯よ!アイツは絶対に捕まるべき犯罪者なの!!!!!!」
あー
面と向かってこういうこと言われるとキチーかも。
特にオメーの真っ直ぐな瞳に言われると。