My Dearest ♡【R18名探偵コナン短編集】
第1章 月のみぞ知るSerenade【怪盗キッド】
「早く怪盗キッドを見つけろ!」
俺はどこにでもいる普通の17歳の高校生黒羽快斗。
でも今は…誰もが知る大怪盗。人呼んで月下の奇術師怪盗キッド様だ。
今までもこれからも金庫も警備も俺の敵じゃねぇし捕まるつもりもねぇが、今日ばかりは少しやべぇかもしれねぇ…
鈴木次郎吉邸は何故にこんなに広くて部屋が多いんだ…?
窓があればハンググライダーでバイバイなのにあのじーさん全部の部屋の窓に鉄格子つけやがったし…
と、俺はいつものごとく鈴木財閥からビッグジュエルをいとも簡単に盗みだし、出口を探し追ってくる警察をマジックで楽しませてやりながら走り回っている。いわば鬼ごっこ状態。
クッソ出口さえあれば窓からひとっ飛びなのによぉぉどーしよーかなーけっこうやべぇかもなぁ
「いたぞ怪盗キッド!すばしっこい野郎め!!
しかし!もう袋のネズミだぞ!」
げっ
両側からポリスきたぁあ
迷路のような豪邸を俺と警察との追いかけっこが再び始まった