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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第10章 番外編 美しい風




待ち合わせは、王都の入り口にした。


ユカが待ち合わせ場所に現れた時、

いつもはお目にかかれない、


細い白い足が出た、ドレスコード姿は、


最高の特権だと思った。


『お待たせしちゃいましたか?』


『いや、さっき来たところだ。

美しくて、見惚れてしまった。』



夕焼けのせいだろうか、

ユカは、少し照れた顔をした。







レストランは、絶品料理だった。




『とても、美味しいです。』


食べている姿も品がある。

幸せそうな顔をする。



こちらは、君を見ているだけで、幸せだよ。







『今日は、よく来てくれたな。』

男からの誘いに乗らないユカが、



来てくれたのは、気になっていた。



『エルヴィン団長のお誘いですから。』


男の扱いも上手い。


それでも、その言葉に満足だった。



ユカが化粧室へ席をたったとき、



レストラン内を見渡す。


さすがに開店当初は、混んでいるな。



すると、こちらを見ている男がいた。


こちらも見返すと、すぐ目を逸らした。


ユカに見惚れている者なら、良いんだが。





ユカが戻ってきたと思い、


微笑もうとしたら、似ている婦人だった。



その婦人は、あの男のところへ行く。




婦人に続いて、ユカが戻ってきた。



気になった。

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