第7章 核心
今後の体制の取り決めをした会議後。
『ハンジ、リヴァイ。
すまないが、今日夕方から、出掛けてくる。』
『それは構わないけど、
エルヴィンにしては、珍しいね。
腕は、もう大丈夫なのかい?!』
『王都に新しいレストランができたんだが、
怪我の見舞いにと、オーナーから招待状を頂いたんだ。
痛みも少ないし、病人扱いが終わる前に行ってくるよ。』
『ああ、こっちは、問題ない。』
『因みにだけどさー?!
エルヴィン、1人で行くわけー??
私たちも一緒に行くよー!!
ねー?!リヴァイー???』
『おい。幹部がみんな出掛けちまったら、
部下たちが騒ぎ出すだろ。』
『ハンジ、すまないな。
自分を労わるために、楽しませてもらうよ。』
こういう嬉しそうな顔をする時は、
あらかた予想は、付いている。
エルヴィンが誰と行くかはな。