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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18
第4章 木曜日
言葉は何もない。
紅茶の良い香りと、
優しい風。
かすかに入る太陽の光。
遠くからは、部下達の
訓練の声も聞こえてくる。
そして、目の前には、
何度も会いたいと思っていたユカがいる。
信じられなほど、落ち着く時間だった。
これが、毎週のようにあると思うと、
それだけで、充分だと思った。
ユカは、紅茶を飲みながら、窓の外を見つめている。
鼻筋も、輪郭も、横顔全てが美しい。
カップを持っている、細い指先まで。
あぁ
愛おしい
とは、こういうことなのか。
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