第25章 生命
止まない投石。
、、、、、
恐怖で精神が崩れた、叫び声。
、、、、、
それなのに、アンと2人だけの世界。
『…お前。
何をしてるか分かっているのか…。』
『分かってます…。
ここで死ぬために、ここに居ます。』
アンは、強い決心を瞳に移して、俺を見た。
『…兵長。
私、謝らなければならないことがあります。
兵長が倒れたあの時、ユカさんが来ていたのを、
黙っていました。
それで、兵長とユカさんの仲が悪くなればいいって…。
嫉妬だったんです。
本当最低ですよね。』
アンは、さらに、言葉を続けた。