第24章 関係
夜が更ける。
そろそろアンが来る時間だ。
『失礼します!
リヴァイ兵長!!!!』
アンはいつも通り元気に入ってくる。
『アン。』
『どうしました?!
今日も、朝まで一緒にいましょうね!!!』
『アン。』
『なんですか?』
『アン、妊娠したのか。』
『え…。』
『妊娠したのか。』
『エルヴィン団長ですか…。』
『俺の質問に答えろ。』
『…しました。』
『そうだったか。』
『リヴァイ兵長との子です。』
『何故、もっと早く言わなかった。』
『それは…。』
『いや、すまない。
気づいてやれず。』
『私こそ、黙っててすみません…。』
『ユカと別れる。』
『え、いま、何て。』
『彼女と別れる。
アンと生まれてくる子供といる。』
『…本当ですか。』
『ああ、アン、一緒になろう。』
もう、俺には、風が吹かない。