第23章 奪還作戦
アンは、本当に全部食べるまで見張っていた。
『全部、食べましたね!!
良かったです!!』
『ああ、生姜が効いてて、美味かった。
アンが用意したのか。』
『あっ、、はい。お粥くらい、誰でも作れますよ!』
『そうか。昼の分、無駄にして悪かった。』
『いえいえ、そんな気にしないでください!
一先ず、夕飯は、召し上がれて良かったです!
明後日から、訓練ですし、食べないとですね!!』
アンは、笑顔で、
励ましてくれている。
アンは何でも一生懸命だ。
お粥も作ってくれて、
2日間側にいてくれて、
心配してくれていて、、、、
『アン。』
思わず、アンの腕を引っ張り抱きしめた。
『兵長、、?!』
アンは、突然のことで驚いていた。
『動くな。動かず、そのままでいろ。』
半ば強引に、抱きしめている。
『、、、兵長。』
アンの腕も、俺を包むように抱きしめ返してきた。