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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第22章 外出




『私の父親って、どんな人だった?

リヴァイにとっては、どんな人だった?』




『そうだな。母さんが死んで、餓死しそうな時、
ケニーが現れて、命拾いした。

あいつが居なかったら、俺は死んでた。』




『そっか。』




ユカは、微笑んだ。




『従兄弟同士でも、なんでもいいわ。


親って言っても、逢ったことも、愛されたこともない。』




『そうか。』



『でも、リヴァイ。

貴方とこうして逢えたのは、きっとその人のおかげなのね。



そのことだけは、確かみたいね。』



『そうだ。』




ユカは、無理して、受け入れようとしているのか、



それとも、自然と受け入れられたのか。。。


ユカは、この事実を、

俺たちの関係には影響ないと判断している。

それだけで、十分だった。




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