第20章 番外編 憧れ
怪我は信じたくない事実から生まれた、
故意の怪我だった。
男の人が怖くなった。
誰かに好かれるのが怖い。
そんな事、初めて思った。
リヴァイ兵長が心配してくれて、
外に誘ってくれた時、夢かと思った。
私のことを恋愛対象では無いって、
頭では分かってたけど、
今だけなら、許して。
そんな想いだった。
結果的に、
リヴァイ兵長への想いが強くなるばかりだったけど。
花壇の前で、綺麗な女性の手を引っ張って、
歩いてた、貴方の顔は、今まで見たことない、
男性の顔をしていた。
直ぐに分かった。
その人が、恋人なんだって。