第20章 番外編 憧れ
恐れていた事実を知ることになる。
兵舎の食堂で、噂になっていた。
『なぁー!知ってるかー!!!
今日、先輩から聞いたんだけど!!!
リヴァイ兵士長に、めっちゃ美人の恋人居るんだってー!!!』
『えー!!!ショックー!!!!』
同期の新兵達が騒いでいた。
『何でも、その相手は、ついこの間まで、
医務室で医者をしていた人なんだってよー!
俺らより上の代は、みんな知ってるんだって!
本当にめちゃくちゃ美人で、
裏では、マドンナって呼ばれてたらしいぞ!!!』
『うっわ!!!俺も、、一度でいいから、
マドンナを拝みたかったわー!!!』
『んで、その人が残して行った花壇を、
兵長は手入れをしているってわけよー!!!!』
『え、何で花壇?』
『先輩が言うには、その人は、薬草とか花とか、
詳しい人だかららしいよー!!!
あと、兵団の紅茶は、その人が作ったやつらしい!!
団長も惚れ込んでたとかなんとか!!』
『まじかよ!!!エルヴィン団長もかよ!!!』
『スゲー!!!!』