• テキストサイズ

草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第2章 彼女


この前、マスターから貰った茶葉も、

全て飲みきりそうになってきた。




今日は、珍しく、訓練が早く終わった。


兵団服を着替えて、街に出る。







カランカラン


『いらっしゃいませ。』


優しい声が聞こえた。



いつものドスのきいた、マスターの声じゃない。


あの娘が1人で店番をしているようだ。


『兵長さんですね。はじめまして。ユカです。

いつもの茶葉ですよね。

少しお待ちください。』




対応が素早い。


『俺を知っているのか。』


『ええ、勿論ですよ。常連様ですし。


それに、この前の夜、店の近くまでいらしてましたよね。』


『気付いてたのか。邪魔してすまなかったな。


にしても、だいぶ遠くで引き返したつもりだったが、

よく俺だって分かったな。』



『風が教えてくたので。』


会話が途切れた。





/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp