第19章 溝
訓練が終わる頃、優しい風が俺に吹いた気がした。
ユカが来たんだ。
花壇の方へ急いで向かう。
落ち着いてて優しい雰囲気。
太陽に照らされて、光る白い肌。
細い身体。長い脚。
そして、美しい横顔。
『お疲れ様。』
笑顔で俺に微笑む。
一気に愛おしいって思える。
『ああ、久しぶりだ。
こっちは待ちくたびれた。』
直ぐに抱きしめて、口付けをする。
『リヴァイ…、人の目が….。』
『んなもん、見せつけてやればいい。』
こいつに会うと、理性が吹っ飛んで。
身体中から、求めてしまう。
『で、、でも、、』
本当に嫌そうだったから、
仕方なく、兵舎の物陰へ移動した。
『いいか。口開け。』
ユカの口の中を、くまなく舐める。
既に息が上がってきた。
『外で、こんなに感じて、いやらしい奴だな。
俺以外に声聞かすな。』