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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第14章 愛





太陽の光が差し込む。



ユカの手を握りしめ、



俺も久しぶりに、感じる温もりに安心して寝ていた。






ユカは、まだ眠っている。



名残惜しいが、兵舎に戻らないといけない。



静かに、病室で帰る準備をしていた。













『リヴァイ兵長。』



『すまない。起こしたか。』



『いえ。大丈夫です。』




ユカとこうして、向かい合うのも久しぶりだ。



会話が続かない。



『そろそろ、兵舎に帰られますか?』




ユカが、沈黙を破った。



『ああ。そろそろ行く。』



『そろそろなら、少し時間ありますね?!』



『ああ。どうした?』




そう言った、ユカは、


ベットから立ち上がり、


そっと抱きついてきた。











『リヴァイ兵長。



私…


1人で生きていければ、なんでもいいって思ってました。



でも、兵団から生きる手段を貰って、


必死に勉強して気付いたんです。


普通に誰かを愛したり、愛されたりしたいって、


人並みの幸せを選びたいって、


思ったんです。


私、貴方を愛したいです。』





もう叶わないと思った。



何度も諦めようと思った想い。



信じられない言葉。







『当たり前だ。



俺もユカを愛してる。』






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