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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第1章 噂


『入っていいとは言ってない。』


『リヴァイ、ひどいなー!!!』



さっき入れたばかりの紅茶の香りに反応した。

『リヴァイー!!!!君も、フレグランスの虜かー!!


私もだけどねー!!!

本当、良いよね! おかげで、我が調査兵団の幹部達は、

仕事が進みまくっている!!!


いつもより、前回の壁外調査の資料もまとまるのが早い!

そろそろ、次の調査に向けて、準備ができるだろうー!!!


巨人の探求も、どんどん進むよね!!!!』



まるで、動物が獲物を見つけて、

興奮しているように話す。




『それにしてもさ!!


ユカちゃん 、本当美人だけど、


男の誘いには 、全く乗らないって凄いよねー!!


高嶺の花は、簡単には手が入らないって、


こういうことだよねー!


いやー!!!滾るよねー!!!』


『あそこの娘と親しい話振りだな。』


『バレちゃったー??!!!


っても、噂でしか、ほとんど知らないんだけどねー。』


『噂ぐらい、信用ならないものはないけどな。』



『さすがリヴァイだねー!!

でも、ミケもエルヴィンも通いつめているし、


兵団内でもファンが多い。声をかけられているのは、事実だろう!

あ!!リヴァイ!!

君もたしか、フレグランスの常連だったよねー?!』



『俺は、何年あそこに通っていると思ってんだ。』


『だよねー!!! でも、リヴァイもユカちゃんの虜になるのも時間の問題だよねー!!!』


騒がしい声が、せっかくの紅茶の台無しになった。

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