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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第1章 噂







カップにティーパックを入れて、お湯に注ぐ。


すると、


部屋中に、優しい香りが立ち込める。




脳みそに詰まっている、



凝り固まった、クソみたいな、

しょーもない、事柄が一気に吹っ飛ぶような、


そんな優しい香りだ。







味も苦すぎないし、かといって、


砂糖やミルクを入れたいとも思わない。



会議の時は、あの人数分を、


給湯室で入れてから運ぶのに、


若干時間がたった紅茶だったのか、



こんなに良い香りと味はしなかったから、

気付かなかった。





一気に、疲れが引くのがわかった。








『悪くない。』


思わず、呟いた。
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