第2章 モノクロの世界
白さんが居なくなって数日。久し振りに中也さんを見た。
でもその姿はとても痛々しくて。
「中也さん」
「嗚呼…蓮か。如何だ?太宰の下での仕事は」
無理矢理笑う姿に胸が苦しくなって。
「蓮ちゃん!」
「治さん…」
「あれぇ?中也じゃないか!顔色がすこぶる悪いよ!」
「五月蝿ぇ…」
「…中也。僕、君と蓮ちゃんの手料理が食べたいのだよ。
て事で仕事終わったら蓮ちゃんと中也のセーフ・ハウスに行くから!宜しくね!」
「は⁈一寸待て!」
「因みに和食ね〜」
「ほらよ、指名の和食」
「わぁ~流石中也!いただきまーす」
「……」
「ふぁひ、ひゅうふぁ」
「口にモノ入れながら喋んな、行儀悪ィ」
「……寂しそうだね」
「なっ」
「僕も寂しいけど、僕らは進まなくちゃいけない」
「……コンビの話」
「君の異能の強化形態が使えるから、殲滅戦とか楽になるんじゃない?」
「そうだな」
日に日にやつれていく中也さん。
何故か治さんは中也さんを構ってる。
嫌がらせが『芸術的』になっている。
それを少し楽しんでしまう私は…
…白さん、何処に居られますか?
幹部の紅葉姐さんでも治さんでも知らない、白さんの研修先。
今、何をしているのか、何処に居るのか、如何しているのか。
中也さんなんて研修が早まった事すら教えられてなかった。
白さんは不思議な人だ。
治さんより頭がキレるのに、抜けてて。
治さんはよく先を見据えているけど、
…如何して私を拾って下さったんですか?
如何して誰も貴女の事を知らないんですか?
教えて下さい。