第5章 命を賭けた恋愛中継
主人公side
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『(返事来ないな、降谷くん…)』
夜勤の仕事が終わり帰り支度をしながら送ったメールの返信が来ていないか携帯の通知画面を眺めていると、コナンくんから電話がかかってきた。
『もしもし、コナンくん?』
「みき姉ちゃん!
仕事中だったらごめんね!
今大丈夫?」
『ええ、今ちょうど終わったところだから大丈夫よ
それより何かあったの?』
「昨日の話になるんだけど…
別れたあと帽子被って眼鏡を掛けたおじさん見なかった?
今メールに写真添付したから見てほしいんだけどさ」
『おじさん?
こんな人は見かけなかったけどなあ…
この人がどうかしたの?』
私は送られてきた写真を見つつ、コナンくんの質問に答えた。
「実はさ…」
そう言い始めコナンくんは昨日あった出来事を説明してくれた。