第5章 命を賭けた恋愛中継
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コナンside
俺は子供防犯プロジェクトのパンフレットの撮影をするため、子供たちと博士のビートルで警視庁へと向かった。
子供たちに車を駐車場に停めてくると言い、灰原と博士を帰らせ子供たちと合流するため警視庁前へと急いだ。
「おーい!」
俺が皆を見つけて叫ぶと、側にいた眼鏡と帽子を被り子供達と話していたおじいさんは「じゃ、よろしく頼むよ」と言い、去って行ってしまった。
「なんだよ、あの人?」
「高木刑事の知り合いみたいです!」
俺の質問に光彦が答える。
「それより、博士と灰原は?」
「やっぱ、博士風邪みてぇでよ
灰原付けてうちに帰らせたよ…」
俺がそう言うと、3人とも声を合わせて残念そうな声を出した。
「(ま、博士は仮病
灰原の写真をパンフレットに載せる訳にはいかないからな…)」
「じゃあ灰原さん抜きですか、残念です…」
「僕も残念だよ
せっかく噂の阿笠博士に会えると思ったのに」
「あ、安室さん!」