第4章 再会と新たな出会い
主人公side
コナンくんの誘拐事件から数日–––––
コナンくんからのお誘いで阿笠博士の家へ行くことになった。
当の本人はまだ学校から帰ってきておらず、私一人で博士の家へ向かっていた。
博士の家のインターホンを押すと、以前来た時と何も変わらない(もしかしたら少し太ったかも知れない…)白衣を着た博士が出てきた。
「おお!みきくん、久しぶりじゃのォ」
『久しぶり、博士!』
家に上がらせてもらい、ソファに座る。久しぶりの再会で色々と話が盛り上がっていると、博士が何かを思い出したように話し始める。
「そういえばこの前の事件、みきくんも一緒に居たんだってのォ
新一から聞いておるぞ」
『新一くん?私、こっち帰って来てから新一くんに会ってないよ?』
私は博士の言葉に首を傾げながら答えた。
「え?あ…そうじゃったか…」
すると、博士は私の言葉に、しまった…というような焦った顔で言葉にならない言葉を発していた。博士の言葉を待っていると…
「おーい!博士ー!」
博士が焦っているところへ助っ人のように現れたコナンくん。
コナンくんはランドセルを背負ったまま私たちの元へ来て阿笠博士の焦り具合に疑問を持った。
「どうしたんだ、博士?」
「お、おー!新…コナンくん!
帰ってきたかー!」
『…(新?やっぱりコナンくんて…)』