第1章 始まり
これは前世の私
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『いってきまーす!』
・・・。
家からは何も声はしない。それもそのはず、私の両親は幼い頃に交通事故により、死んだのだ。
当然私は親戚の家に居候することになったのだが、最近一人暮らしを始めたばかりである。
私にとっての親はもちろん家族などいなかった。
親戚の叔母さん叔父さんは、私になど見向きもせずにただただ道具として扱っているようだった。
そのせいで昔は豊かだった表情がだんだん動かなくなっていた……。
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モブ「ねーねー!お願いっ!今日の宿題見せて!!」
『あ、うん。いーよ』
モブ「ありがとう!!ほんとに神やわ!」
用事がなくなったらすぐに私から離れていく。
そんないつも通りの日常だった。
ただ違ったのは、その日が私の命日だったということだった。
私は何故死んだんだっけ……?