第14章 親子ってのは嫌なところばかり似るもんだ
お好み焼きに焼きそば、金魚すくいに射的、綿菓子に林檎飴
......食べたい、遊びたい............でも、仕事中
高杉「なんか食わねえのか?」
『だって、仕事中.........』
あれ、目の前がボヤけて見えなくなってきた
体プルプルしてきた
高杉「ちょっと待ってろ」
そう言われて待っていたらタコ焼きをかってきてくれた
『わあ!たこ焼き!!』
高杉「一日ぐらい休んだって大丈夫だろ」
『本当に?』
高杉「ああ」
それからは食べまくった、お好み焼きに焼きそば、たい焼きを綿あめ、林檎飴
高杉「満足したか?」
『うん、美味しかった!お腹いっぱい』
射的って書かれた店の前を通った....射的?
高杉「やりたいのか?」
『射的って何?』
聞けばちゃんと教えてくれた
『.......やってみたい』
やってみれば全弾当たった
景品を3個もらい、扇子にパイプ、兎の人形だった
『はい、パイプあげるね』
高杉「クックックッありがとな」
『うん』
そのあとは舞台の演技を観に行った
『すごいなぁ、綺麗な舞........この後、ロボット出てくるんでしょ?』
高杉「ああ」
そう言ったお兄ちゃんは何か企んでるように見えた
私に向ける優しい目じゃなかった.....何かあるのかな?
考えていれば鬼の気配がした
『ッ!お兄ちゃん!』
高杉「どうした?」
『鬼の気配がしたから行ってくるね』
高杉「気をつけろよ.......」
『うん』
その場を駆け出して鬼の気配の方に走る
走っていけば鬼が10体いた
【月の呼吸 陸ノ型 月神の戯れ】
次から次へときっていく
さっき私がいた会場からも悲鳴が響き始めた
何?晋助お兄ちゃん何かした?
ッ!今は集中しよう
【月の呼吸 拾ノ型 星月夜】
「うわあああ!」
しまった!鬼が!駆けつけて鬼をきる
『大丈夫?』
「ああ、すまない」
この人達、もしかして将軍の.......とにかく鬼を狩ろう
【月の呼吸 壱ノ型 月光疾風突き】
鬼を倒し終わって鬼に襲われた人にハンカチを使って止血する
「すまない」
『いえ、私も遅くなってすみませんでした』