第13章 高杉晋助と再会!!
そう言って昔お兄ちゃんにもらったお守りを見せた
高杉「ッ!まだ、持ってたのか」
『当たり前だよ、すっごく嬉しかったもん』
そう言ってもう一度お守りをしまう
高杉「あかり、今日暇か?」
『うん、大丈夫だよ』
そういえば、町に行こうと言われた
準備して出たらお兄ちゃんがもういた
高杉「隊服で行くのか?」
『これしか持ってないから』
そういえば、手を引かれて町に向かう
『どこに行くの?』
高杉「どこだろうな?」
そう言って連れてこられたのは呉服屋さんだった
『呉服屋さん?』
高杉「ああ、これを着てみろ」
そう言って着物を渡された
言われた通りに着れば
次から次へと着替える
高杉「どれが1番良かった?」
『う〜ん?この月の着物!』
月の呼吸の使い手だもんね............
高杉「そうか、ならこれを着てこい」
そう言われてもう一度着る
高杉「じゃあ、行くぞ」
『え、でもこの着物は?』
高杉「もう金は払った」
『え!でも!?』
高杉「いいから、子供は甘えとけ」
そう言って頭を撫でられた
『うん、この着物大切にするね、ありがとう』
そのあとはお団子屋さんに行ったりしてたくさん遊んだ
屋敷に帰れば晋助お兄ちゃんが私に袋を渡してきた
『これなあに?』
高杉「開けてみなぁ」
そう言われて開けると着物が2着と髪飾りが入っていた
『わぁ!可愛い!!ありがとう!!』
そう言って抱きつけば頭を撫でられる
髪飾りは湊兄にもらったものをいつもつけていたけど
その髪飾りと合いそうな髪飾りだった
『大切にするね!!絶対に大切にする!!』
そう言って服をしまいに行った
その日から元に戻って夜に警備をしたり昼に鍛錬したりをしていた
そんな一日を過ごしていればあっという間にお祭りの日がきた
あくまで、警備ということで着物は着れないけど
『お祭り!!お祭り!!』
高杉「クックックッまだまだ、ガキだな」
『そんなことないもん!!もう大人だもん!!』
高杉「クックックッ」
笑って私の頭を撫でた
『ねえ?お兄ちゃん』
高杉「どうした?」
袖を引いて呼べば振り向いた
『お祭り終わったら帰っちゃうの?』