• テキストサイズ

a fragrant olive【ONE PIECE】

第4章 彼との時間


「私も業務に戻ります。服が乾いたら持ってきますね」
俺にそう言うと看護師も部屋から出て行った。





服が乾くまでの間、何をしようか。



そんな事を考えつつ、ふと先生の机の上にある書類が目に入る。





新薬の実験状況







新薬か…俺らもよく怪我するし病気になる事もあるからな…
なんか難しいこと書いてありそうだ。




俺がそんなことを考えていた時、その書類に書いてあった




被験体:001







この文字だけ少し気になった。






動物実験ではなく、被験者がいるのか?









さすがに人の書類なのでそれ以上中身を見ることは出来ないが、胸のざわめきが止まらない。












俺の脳裏に笑う彼女の姿が浮かぶ。





確信が無い以上、この憶測を信じることは出来ない。














「ロシナンテ中佐、服が乾きましたよ」
「あぁ、すまねぇ。ありがとうな」
俺は服を受けとり着替えた後、看護師に声をかけてから研究所を出る。














「探りを入れてみるか」
俺はそうつぶやくとあの人の元に向かった。
/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp