第19章 【明智光秀】愛酒と愛し人【R18】

光秀はゆるゆると動いている桜姫の腰元に目を落とし、腰から太腿に掛けて優しく肌をなぞっていった。
「足を開け」
耳を甘噛みされ、そう囁かれる。
桜姫は思わず息を呑んだ。よくよく考えてみれば、自分だけ丸裸で、手を縛られ、全てを晒している。反して光秀はしっかりと寝着を纏っており、行きひとつ乱していない。そんな所で足を開けと言われ、途端に羞恥が溢れ出した。
桜姫は、恥ずかしさから顔をそらし、自分の置かれている状況に顔を赤くする。
「今さら、何を恥ずかしがる？このまま寝ると言うのか？」
光秀の手は桜姫の下腹部を撫で回し、蜜の溢れる秘所近くまで刺激を与えると手を下げてしまうという所作を繰り返していた。その手の動きに、更に蜜を溢れさせていた桜姫にこのまま寝るなどという選択肢はない。
光秀の手が止まり、膝を折り曲げた桜姫の脚がゆっくりと開かれていった。ヌチャッと音が鳴りそうなほどに濡れている秘所が開いていき、外気に晒されたことでそれすらも刺激に感じる。
「いい子だ」
光秀の熱い手が、桜姫の頭を優しく撫でた。
しかし開かれたソコに光秀の指が触れる事はなく、ジッと眺められているだけで先に進む気配がない。
桜姫の脚は恥ずかしさからか、徐々に閉じていきそうになっていた。
「閉じるな。開いていろ、俺がじっくりその濡れた花弁を眺めてやる」
光秀の熱い視線に、胸を高鳴らせて桜姫は脚を開いたまま光秀の次の行動を待つ。その間にも彼女の愛液は量を増し、光秀からの刺激を今か今かと待ちわびているようだった。
しばらくそうして放置されていた後、やっと光秀の手が桜姫の膝に置かれる。
「あっ……」
それだけなのに、声を溢してしまった桜姫を見て光秀は満足げな顔を見せた。
膝に置かれた手は、桜姫の脚を更に大きく開かせて羞恥をかきたてる。
何をされるのだろうか、やっと触れてもらえるのだろうか、そう期待を込めて光秀を見ようとした時、一気に下半身へと刺激が走った。