第2章 ある朝の出来事
とっても元気な鶏さんが朝の挨拶を始めた頃、横尾家からちょっぴり音程がズレた鼻歌と、とっても美味しそうな香りが漂ってきました。
渉パパ「今日も美味しくできましました。太輔さんは喜んでくれるかな?」
太輔ママ「おはよう、ワタワタ♡Good morningのkiss♡」
はいはい、今日も相変わらずラブラブですね(苦笑)
おや?宏光くんは幼稚園へ行く準備ができたようです。
ひとりでできるなんて、お利口さんですね。
宏光「これくらいできないと、女の子は寄ってこないじぇ!シャキーン!!」
ご自慢のポーズも決まって、今日も絶好調みたいですね。
宏光「あーーー!!」
おっと、いきなり大声出して、宏光くんどうしたのでしょう?
宏光「パパー!!例のやちゅ、できてる?」
例のやつ?いったい何でしょう?
渉パパ「もちろん!これでママみたいな美人さんを捕まえておいで!」
宏光「よっしゃー!!がんばるじょ!!」
なんとも5歳児に対してのセリフとは思えない、この親子の会話(汗)
ところで宏光くん。
そのパパが用意した物って何かなぁ?
宏光「クッキーだよ。パパのクッキーはすっごく美味しいから、これを食べたら堕ちない女の子はいないじぇ!」
ははっ(汗)そ、そうですか………
何やらちょっと目眩がしてきましたので、この辺りでお隣さんに行ってみましょう。