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【ヒロアカ】雪恋【轟焦凍】

第9章 原作編《神野事件》


紫沫SIDE


いつもなら私が果てると一度は収まる行為が止まることはなくて。
達して敏感になった身体に容赦なく快感の波が押し寄せ続けていた。

「待っ、ン…ちょっ、ゃッ」
「待たねぇ…我慢、しなくていんだろ?」

そんなことを口にした気はするけど。
上手く働かない頭では思い出すことも考えることすら出来ない。
敏感な身体には強すぎる快感に無意識の内に腰が引けてしまっていたのか。
焦凍君に腰を掴まれて引き寄せられ、更に深くソレが侵入してくる。
絶え間なく襲いくる快楽に頭の中と身体ががどろどろに蕩けて。
壁に手をついて立っているのがやっとな状態だった。
中を掻き乱すソレの動きはさらに激しさを増していて。
再び私を絶頂へと誘い始める。

「もぅ…ァ…しょう、と…くん」
「っああ…今度は、一緒にイこうな」

さっきまでの声音とは違う耳元で囁きかける優しい低音。
身体だけでなく心まで熱に浮かされて。
焦凍君の顔は見えないけど。
全身でその存在を感じているのがわかる。
迫り来る快楽と共に湧き上がる感情が更に私を昂らせた。

「ぁア…しょうと、くん…好きっ」
「紫沫っ、好きだ」

堪らず口にした言葉に一層強く互いを求めては、重なる肌は感度を増して。
より深く繋がろうと、狭まる中と質量を増すソレに
すぐそこまで限界が近づいてきているのを感じた。
間もなく2度目の絶頂を迎えようとした瞬間。
耳元で小さな呟きが聞こえた。

「膣内(なか)に出すぞ」

さっきの優しさとはまるで違う。
それは悪魔の囁きのようで。
もう止まらない絶頂感の上に最奥を突かれた私は、
全身を駆け抜ける快感に逆らうことができず襲われるままに、
中が急激に締まる感覚に引き摺り込まれていった。
焦凍君のソレは咥えたままで。


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