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【ヒロアカ】雪恋【轟焦凍】

第9章 原作編《神野事件》


紫沫SIDE


口内を侵し続ける舌の動きに混じって焦凍君の唾液が注ぎ込まれて、それを喉が自然と飲み込んで。
頭では背徳感を覚えながらも身体は扇情的な痺れを感じて立っていられなくなりそう。
そこへ股の間に足を割り込まれ、更に身体の自由は奪われていく。
終わりの見えない口付けに思考が鈍り始めると、漸く放された唇は耳元へと移って。

「腰、揺れてるぞ」

そう言葉にしながら膝が秘部に擦り付けられる。
そのせいで意識がそちらへと向き下着が湿っていることに気付いた。
このままでは焦凍君にバレてしまうんじゃないかと身動きの取れない中で抵抗を試みるけど敵うはずもなく。

「逃がさねぇ」

耳を一度甘噛みされて舌の這う感触がした。
鼓膜に直接水音が響き湿った吐息も合わさって、ざわざわとした感覚が体を駆け巡る。
間も無く舌が滑るように首筋へと降っていき、そこをきつく吸われた。
服は粉々にされてしまったから上半身に身に付けているのは下着だけ。
両腕は相変わらず壁に縫い付けられているから露わになっている肌を遮るものは何もない。
首元だけでなく肩や鎖骨にも赤い痕を散りばめながら降っていく口が下着を咥えるのが見えた。
一体何を…そう思いかけた時、下着を引っ張りあげられ、次にその口は新たに晒された突起を咥え込んだ。

「ひぁっ…ん」

口の中で舌が絶え間なく突起を刺激してくる。
その快感に身体は素直に反応を示して、既に湿っていた下着が更に濡れていくのを感じた。
焦凍君の膝がまた秘部に擦り付けられて。
一度にいくつも与えられる快感に脳は蕩けて思考は鈍る一方で。
声を抑えることも忘れてただその快感に身を委ねてしまいそうになったところで、突起への愛撫が放れていく。

「紫沫…あんま擦り付けんな。我慢できねぇだろ」

焦凍君にされたと思っていたことがまさか私からだったなんて。
自分では気付かない内に勝手に身体が動く程求めていた。
だからなのか、私が口にした言葉は…

「…我慢、しないで」
「どうなっても、知らねえぞ」

聞き覚えのある台詞に胸が高鳴った。
確かあれは体育祭での闘いの中。
戦闘時にも似た昂りを私に感じてくれている。
そんな風に焦凍君からも求められていると思うと全身が疼いて。
身に纏う全てを脱がされていくことに抵抗する気はとうになくなっていた。


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