• テキストサイズ

保健室の慧先生。

第1章 始業式の日


帰り道。



まだ心臓がバクバクして、収まりそうにない。


とてつもなく急接近したわけでもなければ、抱きしめられたわけでも手を繋いだわけでもない。

でも、学校に行くこと自体が久しぶりな私は、そんな恋のイベントを経験したことがなく、とてもドキドキして変に意識してしまった。




伊野尾先生に、本当に申し訳ないことをしてしまったし迷惑をかけてしまった。

明日絶対にちゃんと謝りたいから、明日も朝からちゃんと学校に行こう。




この高校で初めて仲良くなれた先生だ。


絶対に手放したくはない。




始業式。



私は、今年からこの高校に赴任してきた先生と、多少の事故はあったものの、ある程度は仲良くなれた。



この調子で、クラスの子とも仲良くなっていきたいと思った、帰り道だった。


/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp