第2章 ~伊達政宗~ end.
「うん……気持ちいいよ……すごく……」
「お前の顔……さっきと違う……」
「ん……?」
「そうか、こんないい顔になるんだな……もっと見せろよ、俺だけに……」
「うん……政宗……政宗にだけだよ……こんな顔見せるの」
「あぁ、俺だけだ……俺にだけ見せろよ、きょうこ……」
「うん……」
政宗の言葉は乱暴な時もあるけど、二人きりの時はすごく甘くて……今はもう、全身を甘く溶かされているようだ……
「ねぇ、政宗……二人でいっぱい楽しもうね……」
「あぁ、時間はたっぷりある」
「え?」
「これからは、ずっと一緒だからな……」
「…………」
これって……プロポーズ?
どうしよう……嬉しくて声が出な……
「おいっ!返事は!?」
何故か焦ったように政宗が声を上げた。
そんな政宗が酷く可愛く見えて……
思わず大きな声を上げた!
「もちろんだよ!もちろんだよっ、政宗っ!ありがとう!大好きっ!!!」
思いっきり抱きついた!
もちろん政宗も、強く強く抱き締め返してくれる。
政宗が顔中に、チュッチュッチュッとたくさんのキスを落としてくれた。
それが嬉しくて、私もたくさんのキスを返した。
そして、その後は……
たっぷりと愛し合った……